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Her Campus at ICU Japan ICUハニープロジェクトのインタビュー

ICUのキャンパス内、森の中でハチミツが作られていることはご存知でしょうか。私も初めて知った時には驚きました。学生の多くは知らない方が多いのではないでしょうか。 今回、ICU ハニープロジェクト(ICU Honey Project、略してハニプロ)の代表であるID24の兒島大志郎さんに取材をさせていただきました。より多くの学生にハニプロのミッションと活動、そして魅力を知ってもらえたらと願っています。 ーーーーーー ーーICUハニープロジェクトについての簡単な紹介・説明からお願いします。 兒島さん:誰が立ち上げたかということは正直僕もわからないのですが、ID20か21の先輩松丸さん方が藤沼先生の環境研究の授業を取っていて、授業中にミツバチについて少し扱ったことをきっかけに「ICUのキャンパス内で養蜂を始めたら面白そうじゃない?」という話になって始まった、ということは聞いています。ハニープロジェクトはサークルではなくて、藤沼先生の環境研究の授業の一貫としてやっています。 ーーハニープロジェクトの理念・目的はなんですか。 兒島さん:ミツバチの養蜂・ハチミツというキーワードから環境問題にもっと意識を持ってもらおう、環境問題に対して自分ができることを一つ行動に移す(電気をこまめに消す、節水するなどでもいい)、小さなことでもいいので行動に移してもらって、環境のことについてもっと知ってもらう、という目的があります。   もう一つは、生産者の立場に立つということ。僕らは普段、スーパーマーケットや食料品店へ行って食べ物を買うわけですけど、そこで生産者がどういう思いで(食材を)作っているのか、どういう方法で作っているのか、どういう農薬がかかっているのかなどが全然わからないという状況がある。つまり、生産者と消費者の距離が離れているということがあり、今問題が色々ある。そのような状況の中で一次生産者の立場に立って、ハチミツを実際に自分たちで作ってみるということでフードシステムの構造上の問題に気づけたり、ハチミツってこういうふうに作られているのか、と学ぶ良い経験だと思います。 フードシステム:「農林水産業から、食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業を経て、最終の消費者の食生活に至る食料供給の一連の流れをシステムとして把握する概念のこと」(コトバンク)。 ーー活動を始めてからの過程を教えてください。 兒島さん:プロジェクトがスタートしたのが2020年で、その年にコロナ禍がちょうど始まったので一年間活動できてなくて、本格的に活動をし始めたのが去年(2021年)です。ハチミツは去年取りました。基本的に養蜂は8割がた春のハチミツを取っています。夏のハチミツも取れるのですが、残念ながら去年の夏はハチミツを取りませんでした。今は去年の5月に収穫したハチミツと6月に収穫したハチミツを販売しています。6月のハチミツはもう今売れ切れているんですけど、5月のハチミツはインスタグラムで買えるので、みなさんもぜひ見てください! ーー今までの活動の中で苦戦した・悩んだ経験はありますか。 兒島さん:養蜂自体がほとんどの人にとって初めてで、巣箱を見る上での難しさはあります。あとは、去年初めて売り始めた時に「価格設定はどうしよう」、「瓶はどういう形にしよう、何グラム入るやつにしようか」、「ロゴはどうしよう」、「販路はどうしよう」、「ICUのPRオフィスに売ろうか」、「ICUポータルに載せてもらおう。でも量が足りない」などなど、経営の部分で難しいことは色々ありました。メンバーみんなで探り探りでやっています。 ーー今まででどれくらいのハチミツの瓶を売ることができましたか。 兒島さん:1瓶100gなんですけど、それを200〜250瓶売ることができました。今のところは、ICUハニーをICU関係者に限定して販売しています。売り上げのうち、ICUに寄付して下さった人に抽選でプレゼントする返礼品としてICUのPRオフィスに購入していただいたものもあります。 ーー今までの活動の中で一番嬉しかった経験はなんですか。 兒島さん:そうですね、基本的にハニープロジェクトでは「巣箱管理」と「販売」という2つの領域に別れていて、両方ですごく楽しいこと、嬉しいことがあります。僕は販売よりかは巣箱の管理をして、内見をするときに「あーこうなっているんだ」「(ミツバチが)元気にやってるな」という面が楽しいです。一方では販売で(お客さんに)ハチミツを渡した時にすごい嬉しいと言ってくれるとか、近々イベントも開催しようと思っているので、それが楽しいという人もいます。両方楽しみがあると思いますが、僕は巣箱の管理が楽しいと思います。僕は生き物や自然が好きなので。 ーー兒島さんがハニープロジェクトに入ろうと思ったきっかけはなんですか。 兒島さん:英語のリスニングが苦手で、ICUに入ってからもYouTubeで英語のscientific videoを観ていた時に、ミツバチが減少していると言う話がありました。ミツバチが急にいなくなるという不思議な現象が起きてるよ、と言うビデオを見て興味を持ちました。そして、「ICUで養蜂を始めたら面白そう!」と思って、布柴先生に「ミツバチの養蜂を始められないか」とメールしたら、「ハニープロジェクトという団体があるよ」と教えてもらって、入りました。 ーーミツバチはなぜ減少しているのですか。 兒島さん:それがまだ「これ」という理由はわかっていないのですが、一つはミツバチに寄生するダニが原因と言われています。また、農薬、特にニオネコチノイ系農薬が原因と言われています。さらに、携帯やパソコンの電磁波がミツバチの方向感覚を狂わせているのではないか、と言われています。 ーーハニプロを通してどのように環境やミツバチに関しての情報を発信していますか。 兒島さん:正直に言うと、今それが僕らにまだ足りていないところだと思います。これからもっとイベントを開きたいと思っています。あとは、PRオフィスに買ってもらった返礼品のハチミツにつけたパンフレットを通して、こういうSDGsに関わっています、こういう活動をしています、使う責任・作る責任について学んでいますということを紹介しています。最近は他のICUの環境サークル「サステナ」や「地産地消」という団体でコラボをして一緒に説明会をしたりしています。 また、巣箱の内見に参加した方に説明をしています。例えば、中国産の安い1kg 500円ぐらいのハチミツとICUハニープロジェクトの100gで1000円のハチミツを比較して、「中国産のハチミツには何が入っているのだろう」という話をしたり、F1種(遺伝子後輩された種)などの農業系について、そして食について話しています。...

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