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英語話せますか?なんて馬鹿な質問に対して「話せますけど何か?」と強めに返してほしい理由

This article is written by a student writer from the Her Campus at ICU (Japan) chapter.

やっほ~24エイプリル(こういう略語はきっとすぐに分かってくると思うけど、4月入学の2024年卒業の意味です)の新入生の皆様!入学おめでとうございます。こんな状況になってしまいましたが、皆様に会えることを(さらにこの記事を楽しんでくれて Her Campus at ICU Japanに興味を持ってくれることを)楽しみにしています。今回の記事では、こうしたこの春に ICUに入学してちょっぴり新生活に緊張しているあなたに特に読んでもらいたいです。

まず初めに、こんな質問から。

あなたは英語話せますか?

私もそうですが、ほとんどの人がこの質問をされたことがあると思うし、自分の英語に自信がない人はできるって答えていいのかな…なんて考えてしまった事もあるでしょう。

ですが、ICU生となった今、「全ての皆様」が声を大にして「はい、私英語話せます!」と言えると私は確信しています。

まあこんな事言ってもまだ半信半疑の方も中にはいるかも。そこで小学校から高校まで日本の公立学校で勉強していた典型的な日本人学生の私がなぜそこまで自信を持って言えているのか説明させてください。

ナンバーワン。そもそもあなたは英語話せるのよ。

そう、例えば英語での授業を受けたことがないとか、私みたいに日本の学校での教育しか受けたことがないとかいう人でも英語は話せます。少し日本の悪い教育システムについて触れると、たくさんの先生がネイティブのような発音が出来れば英語が話せると言わんばかりにネイティブの発音を聞かせ、リスニングのテストでは言っている事を全て正しく理解できなければ英語を話すことは出来ないとそれはそれは呪いのように言ってきます。

まぁ、もちろんそんなことはないんですけどね!そうだとしたら日本の教育だけ受けていれば誰も彼らの言う英語話者にはなれませんし、ここでいう私の日常使う英語に関して何の意味もありません。いわゆる「ネイティブ神話」ですね。こういうのの信者には絶対にならないでくださいね。ただ、英語で話した経験を思い出してください。例えば道案内とかの些細な会話とかでも。彼らと英語でコミュニケーション出来ませんでしたか?ここでいうコミュニケーションというのは正しいコロケーションが使えたとか正しい文法で話せたとかではなく、その人があなたの言わんとしている事が理解できたかどうかということです。どんなにつたない、下手っぴな英語だとしても相手が理解できたのであればそれは立派な英語話者ではないでしょうか。こうしたことは何も日本以外の教育を受けた事のある(英語での教育を受けた事のある)人たちだけの恩恵ではないのです。日本でしか教育を受けたことがないと引け目を感じているあなたもその一人なのです(私は日本の英語教育に対しては山ほど言いたいことある者の一人ですが)。

「純ジャパ」でい続けなくても良いんです。

ICUではE開講と呼ばれる英語開講の授業がたくさんあります。英語を母語話者としない多くの生徒は卒業までに最低でも18単位の授業を取る必要が出てきます。要は卒業までに4技能全てを使って英語を実践的に使わないといけません。もしかしたら英語開講の授業を取った事がない人にとってはちょっと怖い話に聞こえたかもしれませんが、こうした授業はICU生の誰一人も「純ジャパ」(日本に長く住んでいた人や英語をうまく話すことが出来ない人の事。純粋ジャパニーズの略)と呼ばれないだけの力を身につけさせてくれます。私自身、バイリンガリズムの授業を受けた後にこの言葉自体をあまり好きになれなくなりました。ある教授が「英語で授業を取って、単位を取ることが出来ればもうそれはあなたは純ジャパではないんですよ」と教えてくれたからです。

つまり、ICU生になった今、単位を取れるくらいのバイリンガルには誰でもなれるのです!例え、一番初めに日本の教育を受けた人と海外の教育を受けた人の中に大きな違いはあったとしても、それが4年間の大学生活の良しあしを決める事にはならないのです。日本の教育を受けてきたからこそのアドバンテージ(私の場合は興味のある日本古典文学に必要な古文を深く勉強する機会があった)があるし、それは逆もまた然りで英語で教育を受けてこれたからこそ長文の英語もへっちゃらというとてつもなくうらやましい子もICUにはたくさんいます。だから自分を見下したり、シャイになったりして自分の可能性をせばめないで!自分のコンフォートゾーンから抜け出して、何か新しい事を始めてみよう!ICUは絶対にあなたの世界を大きなものにしてくれるはず。今回のコロナの最悪な状況はある意味で今できる事、これからしたい事を見直すいい機会だから、今まで英語が出来ないからって諦めていた事に挑戦してみてもいいかも!

Yukiko Takei

ICU (Japan) '22

Hi, I am Yukiko and am currently studying at the University of Gothenburg as exchange student remotely, majoring in public policy.
Sarah Ishikawa

ICU (Japan) '21

Sarah Ishikawa is currently serving as Editor in Chief and Campus Correspondent for Her Campus at ICU Japan. She is a senior studying English and American literature. On her days off you'll probably find her at a museum, coffee shop, or just at home getting things done.